式内 恩志呂神社
概 要
社号 式内社 因幡国巨濃郡 恩志呂神社
読み: 古 オシロ 現 おじろ
所在地 鳥取県岩美郡岩美町大字恩志95
旧地名 因幡国巨濃郡
御祭神 火闌降命(ホノスソリ、ホスセリ)
大山祇命(オオヤマツミ)
天津日高日子番能邇邇藝能命(アマツヒコヒコホノニニギ)
木花開耶姫命(コノハナノサクヤビメ )
火明玉命(ホアカリ)
例祭日 4月8日・9日
社格等
古代社格制度『延喜式神名帳』(式内社)
山陰道:560座 大37座(その内 月次新嘗1座)・小523座
因幡国(イナバ):50座(大1座・小49座)
巨濃郡[コノ] 9座並小
近代社格制度 旧村社
創建 白鳳4年(676)奉幣勅使
本殿様式
境内摂社(祭神)
一口メモ
国道9号線を鳥取県に入り、蒲生峠から発する蒲生川沿いに約5kmほどで岩美町の国道中心部にさしかかる。ゆるい右カーブの左手、南に区の公民館だろうが、恩志農事集会所がある広場の奥に参道が見える。よく清掃されていてきれいだ。
長い石段を登ると中腹右手に祠がある。さらに登って境内に。神門をくぐるとさらに石段。ようやく拝殿に着いた。
歴史・由緒等
資料が無いので、最初の御祭神は不明。火闌降命は、『古事記』では火須勢理命(ほすせりのみこと)、『日本書紀』では、火闌降命(ほすそりのみこと)。
火須勢理命は、瓊々杵尊と木花開耶姫の子である。天孫降臨の段において、一夜で身蘢ったために瓊々杵尊に国津神の子ではないかと疑われ、木花開耶姫がその疑いを晴らすために火中で生んだ三神の第二子であり、火が盛んに燃え立つときに生まれたので「ホスセリ」と名附けられた。兄が火照命、弟が火遠理命である。
神名は、他の二柱と同様に本来は「穂」に因むものと考えられ、誕生時の説話に因んで「火」の字が宛てられたか、逆に「火」の字が宛てられたことから誕生時の説話が生まれたと考えられる。「スセリ」は須世理姫(すせりひめ)などと同様「進む」という意味で、「ホスセリ」は稲穂の成熟が進むという意味である。
境内・社叢
参道入口の御神燈 鳥居
参道石段
御神門
拝殿 本殿覆屋
境内社 石段中段境内社
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